アルツハイマー病のタウ蛋白凝集の特性評価のための新しい診断PET画像トレーサー18F-APN-1607の第2相多施設共同試験の開始

APRINOIA Therapeutics Inc.は、本日、アルツハイマー病(AD)におけるタウ陽電子放出断層撮影(PET)トレーサー F-APN-1607の米国における第2相多施設多国間試験を開始したことを発表しました。この研究(NCT番号:NCT04141150)では、ADによる軽度認知障害とADによる認知症の患者のタウタンパク沈着パターンを健康な高齢者のパターンと比較します。

APN-1607は、現在開発中のタウPETトレーサーの中でもユニークであり、ADでタウ凝集体を検出することに加えて、進行性核上性麻痺(PSP)、皮質基底核変性(CBD)およびタウ変異による大部分の前頭側頭型認知症(FTD)などを含む稀少タウオパチーに特徴的な4リピートタウ凝集体も視覚化できる。したがって、APN-1607は、すべてのタウオパチーのタウ分布パターンを検出するためのより広範なユーティリティを提供できる可能性があります。これは、ADおよび他のタウオパチーに対するタウに焦点を当てた治療をテストするのに価値があり、おそらく将来的には臨床的にも有用になる可能性があります。

ADの第2相試験に加えて、APRINOIAは、APN-1607を使用した医学研究を行うために、世界中の主要なイメージングセンターと臨床研究ネットワークを確立しています。そのような研究には、臨床/イメージング相関研究、タウオパチーにおける縦断的なタウ病理の進行および伝搬に関する研究、鑑別診断における潜在的な有用性の探索、および新しいAIベースのタウPET画像分析ツールを開発するための研究が含まれます。

APRINOIA Therapeutics、Inc.について
台北に本社を置くAPRINOIA Therapeuticsは現在、3つの診断製品と3つの治療製品を備えたパイプラインを進めており、タウとアルファシヌクレインに関連する脳障害を集合的にターゲットにしながら、独自の低分子、抗体プラットフォームおよび外部とのコラボレーションから更なる診断

薬と治療薬の開発研究を進めています。当社は、グローバルおよび地域の製薬会社との価値あるコラボレーションを進め製品開発を加速し、革新的な製品の強力なパイプラインを構築することを約束しています。当社は現在、台北、上海、蘇州、東京で事業を展開しています。